おおい雲よ     2005/9/23

おおい雲よ ゆうゆうと ばかにのんきさうぢゃないか どこまで行くんだ ずっと い
わき平のほうまで行くんか・・・山村暮鳥の詩の一部です。
当時のユトリと現代のゆとりとでは、同じ尺度で計ることは無意味な気もしますが、空
から地上を観た時にセコセコ慌しく動き回る人間達は、雲からみてどう映っているの
かふと想う時がある。
おおいヒトよ やけにバダバタ落ち着きがないじゃないか イライラしてても キリ
キリしても あまり世間じゃ関係ないよッ
すこし冷静,頭を冷やして・・・そうそう深呼吸 大したことない 失敗もあるさ。

別れ道があったとします。
右を選択するのか、左を選択するのか、悩むのが人間です。
でも、僕は実はあまりその選択や判断に重要性を見出してはいません。
だって左でも右でも、判断したり選択したのは自分だし、仮に自らが選択
しなくっても、歩いてゆくのは自分自身に他ならない訳だから、言い訳し
ていても仕方がないし、とまるのも引き返すのも自分だし、結果は自ずと
付いて来るとするなら、精一杯がんばって生きる姿に本質があると考えて
いるからです。

農業の株式会社化   2005/9/14

簡単に未来の農業は株式会社化して効率を追求し、サラリーマンでも雇用
出来るベース作りをし、流通を簡素化すると国際競争力が出来るとか、日本
国内でしっかり育てられて美味しく安全なものは輸出も可能で、現にリンゴや
桃は香港で高く売られている等々他人事として、ご意見を伺うことは多い
けれど、一様に根本のことがわかっておられない方々が多く、大変残念。
・農業は自然に影響されると言ういい訳をするわけではないが、今日も明日
 も9時〜5時迄の勤務というわけにはなかなかいかない。
・アメリカですら、株式会社化されて経営されている耕作面積は5〜6%でし
 かなく、単純に会社化することが農業の生きる道ではない。
・日本の自給率のアップのためには国内でとれたものは、先ずは国内で流通す
 るようにしなければならない。国際競争力を持つ農畜産物を如何に育てるか
 も大切ではあるが。
今後は何時何時、農畜産物の輸入停止に陥っても、国民みんなが安心出来る状況
をいかに速やかに構築するかが大切。そのひとつの手として株式会社化が存在
することは理解するが。ただ単に効率を上げ大量生産型の農業を追求してばかり
いると・・・取りかえしのつかない世界に陥りそう・・・。
だからひとつひとつ整理をして、大量生産モデルと高質化モデル、国内生産・屋内
生産・露地型・施設型等をそれぞれ持続性のある循環モデルとして早急に構築し
目指すべき方向に向けすみやかに行動をとるべきではないかと考える。

SWICH 2005/09/11

SWITCHって雑誌をたまたま見つけました。ap bankのこの夏のコンサートの模様や、
環境問題への取り組み、個々の考え方等等改めて感じることがたくさんありました。
来年は何らかのカタチで関係してみたい、そんなことを今、ヒトリで夢みています。

“「環境問題」って矛盾だらけだけど、でもそこで何やっても意味ないじゃんって思
っちゃダメ。何もやらないよりは自分に出来る事をやった方がずっといい”
“「環境問題」とは「人間の環境問題」であって、地球からしてみれば、「どうでも
いいことで…」それは結局「人間問題」なんだ" 等々

※ap bankとは、・・・Mr. Childrenの桜井和寿さんと小林武史プロデューサー、 そ
 して坂本龍一さんが加わって、環境に関する取り組みに対して融資を行ってい
 る非営利組織。

私達も別に環境オタクじゃないし、正しいと感じることには是々非々で行動を取っていきたい
と思っている。去るものは追わず、来るものは拒まずの精神が根底にあり、決して束縛はしな
い、でも、こだわりは誰しもあり、こだわりのない方よりは拘っておられる方のほうが楽しそう
で、会っていても嬉しい。小さな運動論の繋がりが大きな輪になって繋がり、人と人の絆を
強くし、柔軟でもかつ強靭なそれらの繋がりが未来を築くと考えている。


しあわせ          2005/9/9

幸せ・・・って、あらためて聞かれると考えてしまいますが、
金色に輝く稲穂が秋風に吹かれている様やスッキリした青い空
に秋独特の薄い雲がスーッと伸びている様等々
何よりも朝起きて、畑に向かう道中に雲ひとつない青い空をみ
ることが出来た時・・これが幸せなんでしょうね。
日々、『ああ、しあわせ・・・』って感じられる一瞬があることそれが
幸せ。決して、人と比較して相対的なモノでなく、モノで判断する物量
的なものでもなく、自分の心の中にある唯一のもの・・・そんな気がする。

豆腐            2005/9/3

お豆腐って、なぜ『腐』っていうのかなぁ。
中国語で硬くするという意味らしいが、『富』を使って『豆富』としたいという経営者が出て
来ていると聞きます。
豆腐を固めるのはみんなの知るところの“にがり”のちからですが、現在流通しているほとん
どの豆腐はにがりの力よりは凝固剤の力を借りているようだし、泡を抑えるために消泡剤も入
っているようです。
木綿豆腐はまだしも、絹ごし豆腐のあの滑らかさはなかなか現在の技術では出せず、ゆっくり
しっかり滑らかに固める為に日夜努力しておられる方もおられるらしいです。
そういう方の存在が、私達の大きな元気に繋がります。
大豆は昔から様々な食品に加工されており、その栄養価は非常にすぐれており、畑の牛肉といわれるほどです。
しかしその大豆のほとんどが輸入されており、百姓がいうのも変ですが、いまでは日本で真剣に大豆を栽培されている方はほとんどありません。それは、価格が合わないからです。
現在は、転作対応で大豆+小麦+転作奨励金でなんとか米価に見合うように設計されており、生産調整の緩和の1つのメリットとして支払われていた転作奨励金が逆に足かせになって、栽培はするけれど・・・販売までは意識しない農家がほとんどになっているのです。
ですが、これからは調整がされなくなるので、米価が下がって、相対的に麦や大豆との格差が縮小し、今後は、農家が自らが考えてもうかる転作を行うようになっるわけですが、その時に大豆が選択されるかというと大きクエスチョン?です。
昔からの伝統があり、豆腐、味噌、醤油、納豆、煮豆、おから、豆乳、ゆば等様々な加工食品の原料に用いられていた大豆を、もう一度、我々の手で、しっかり国内でつくる農作物にしなくてはならないと思っています。

農地改革     2005/9/2

戦後の農地改革は、正しかったのか、間違っていたのか、議論は分かれる
ところですが、戦後小作が増えたから効率が悪くなったのか、現在、政
府が進めようとしている農業の大型化は戦後への逆行なのかと言えば一
概にそうともいえず、時代時代の欲求があり、それぞれがどう民衆に望まれ
ていて、どう現場の活力になり、それぞれがどう将来に軌跡を残すかが大
きなポイントとなることでしょう。
それはおそらく百姓だけの問題ではなく、これからの日本がどちらの方を
向いて進んでいくのか、国民全体でしっかり意思を持たないと、次世代への
バトンタッチは結構険しいものになるでしょう。   アチャッ!!
農業への企業の参入も同様で、食糧の自給率アップや生産の効率化には
良い選択かもしれませんが、放棄田の増加や作物の質の低下等、しっかり
誰かがみていないと取り返しのつかない問題になる可能性もはらんでいます。
百姓だけの問題ではなく、日本全体の子々孫々にまで繋がる問題としてみんな
と一緒に考えたいと思っています。

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